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しぶやコンシェルジュ「第53回ガイドツアー」 ガイドブック「渋谷まち歩きレシピ」出版記念ナイトガイド～しぶや盛り場・そぞろ歩きツアー～ 2016年8月28日（日）17時～19時

今にも雨が降りそうな曇天の中、いつものハチ公前に集合して本日コースの概略を説明し、一行がスタートしました。納涼ツアーということで、浴衣で参加してくださる方もいます。

先ずは渋谷ヒカリエの11階ロビーに上がり、渋谷の巨大模型を見ながら、100年に一度と言われる渋谷駅周辺の再開発についての話を聞き、10年後の渋谷についておさらいしました。

次は明治通りをわたってのんべい横丁へ。お店が少しずつ開店し始め、昭和30年代さながらの雰囲気を味わいます。

JRガードをくぐり、公園通りを緩やかに上がっていきます。この通りの文化を40年以上にわたって牽引してきたその名も「公園」の「PARCO」は次の装いのためにしばし閉店。次はどのような文化を創り上げるのでしょうか。

公園通りを上りきり、再開発工事が真っ最中の渋谷区役所跡地へ。ここから第二次世界大戦後のワシントンハイツが作ってきた文化、代々木公園ではじめて日本製航空機が飛んだエピソードが紹介されました。

次に、二・二六事件慰霊碑で渋谷区役所前に、この場所が東京衛戍監獄といって、陸軍の刑務所であった時代の話を伺いました。

ここから法務局通りを南下し、かつてレコード店が集積していたシスコ坂を下り、竹久夢二住居跡へ。夢二はこの渋谷でどのような夢を見たのでしょうか。

一行はこの後、東急グループが創り上げてきた大人のための文化の聖地「Bunkamura」へ。本日の参加者・Ｎ氏から、施設のコンセプト、設備、今後の戦略について語られて、渋谷の奥深さ、多様性の魅力を再認識しました。

次はクラブハウス文化が花咲くランブリングストリートで若者集団を見やった後、百軒店へ。商売の聖地「千代田稲荷」で、明治時代からのこの地のにぎわいの変遷について伺いました。

稲荷のすぐそばには、昭和元年から営業している「名曲喫茶ライオン」があります。渋谷が音楽を優雅に楽しむ隠れ家の魅力を、今も静かに継承しています。

最後は桜丘のイタリアン、ベルマーレカフェでの交流会。東京新詩社を渋谷で立ち上げた与謝野鉄幹・晶子の詩が紹介され、和やかな雰囲気の中、会話と詩の花が咲きました。