EVENT INFOイベント情報

第５２回ツアー「渋谷まち歩きレシピ」出版記念 山梨県早川町交流訪問 - 1日目

9時・新宿発中央線に乗車。90分で甲府駅に着くと、町のコミュニティバスに迎えられ一行は一路、山梨県南西部・富士川の支流早川流域をめざす。「渋谷まち歩きレシピ」で紹介する人口1100人・日本一小さな町への交流訪問は、活性化を目指して活躍する地元の人に会い、町の魅力を味わい尽くそうと欲張ったツアーである。
到着したのは、早川に沿う南北に長い町のほぼ中心にある早川町役場。
この春完成の庁舎は地元間伐材を使用。木の香も爽やかな議場に上り、辻町長の歓迎とレクチャーを受ける。
早川町制60年を振り返る。林業の衰退、発電所の無人化、人口の流出、人口減少が進む中で、「私たちは町の将来に向かって希望を捨てずに、みんなで力強く町を守ってきました。いま、早川町を取り巻く状況は、間違いなく好転し始めました。この60年を大きな節として夢のある、そして活力のある町づくりに取り組んで行きたい」と結んだ辻町長の話は、近隣町村や都会で暮らす参加者の胸を熱くした。

生態計画研究所（ヘルシー美里）

地域の生態系と、人々の暮らしや地域経済の持続可能性に貢献する早川フィールドミュージアムは、交流観光によるパートナーシップ型の地域再生をめざす。移住した専門家たちが活動拠点として町を盛り上げる。

早川北小学校

田舎の小さな小学校は都会のものとは全く別もの！児童数の減少、山村留学生の受入れ、教育費無償化で「日本の子供を育てる」の心意気、地域と学校の連携の一貫性が光った。
北小学校の小林玲子校長初め教育現場の先生たちの充実感は一入だという。

釣り場・やまめピア

宿泊施設　ヴィラ雨畑

宿泊施設ヴィラ雨畑では、本格的なアウトドアダイニング・メガ・ガーデングリルを囲んで、夏の夜の交流パーティーが別格の醍醐味で盛り上がった。
上流研は失われた水系の源である上流圏に光を当て、本質的な価値、普遍的な価値を創造する先進的な活動で早川を盛り上げている。

第５２回ツアー「渋谷まち歩きレシピ」出版記念 山梨県早川町交流訪問 - 2日目

硯匠庵　（町営・硯博物美術館）

明治・大正時代には良質な原石採取に恵まれ日本一の「硯」生産地であった。生活様式の変化に伴い産業は衰退したが、地域文化遺産を継承していくことをめざし、地域に遺された貴重な品々を展示し、広く公開している。宿泊施設に隣接し、雨畑湖のほとりに建つ硯匠庵は、訪ねる人々に心の安らぎを与え、リピーターも多い。

ジビエ肉加工所（㈱）YAMATO

町の活性化策・ジビエ肉加工所。幼い時から父親と狩猟をしてきた経営者望月社長に話を聞く。保健所であらゆる検査をしているので安心して食べて欲しい。早川のジビエ（鹿・熊・猪）肉は、狩猟後3時間以内に加工し、高速低温冷凍で保存するので無臭で味は超一等品折り紙つきという。

赤沢宿・七面山詣での講中宿